ブログ

私の演技がカットされている?〜エキストラとしての心構え〜

こんにちはアサノです。

今日は現場撮影について話そうと思います。

現場では「OKテイク」だったのに、完成した動画を観たらカットされている!
私の声が使われていない!
そもそも映ってない!!

なんて残念に思ったことありませんか?

まだ未経験の方も、エキストラで参加しても映らないんじゃないか・・・という不安を抱えた方も多いと思います。

ちなみに私はムカついてた

私もそのような経験があり、女優志望の時の私は自分が輝きたい!しか頭になかったので

「この私が出てやっているのになんで写してくれないんだ!?」

と本気でムカついていました。若いっすね。

いや、若いだけじゃ済まされないイキリだったような気もします・・・。

(だからギリギリ怒られない範囲で故意にカメラ目線にしたり、画角に入るようにしたりしていました。

当たり前だけどそんな奴は、ご一緒させていただいた中で1人もいなかった・・・。

自分自分!が過ぎてましたね・・・。)

エキストラは必要不可欠な背景

映画やドラマの端々に登場するメインキャスト以外の人間たち、それがエキストラです。

街中の通行人やお店の中のお客さんなどを演じる特定のセリフのないあれ。

確かに特定のセリフはないし、正直、映らない可能性もあります。

けれど、「映像作品に華を添える重要な役割」なんです。

同じ作品を作り上げていく大切なキャストの皆さんです。

例えば先日弊社が撮影制作を行なったこちらの動画。

演奏会のスタッフが主役(メインキャスト)で、演奏会終了後のシーンなのですが。

演奏会が終わって、ホール会場からお客さんが出てくる、というシーンなのに・・・

人が一人もいなかったら不自然ですよね。

また演奏会が終わった後なのに、無表情で出てこられるのもなんか違うので表情の指導もさせていただきました。

歩くスピードによって映像の見え方も変わってくるので、これくらいのスピードで歩いてくださいと速さ調節までしました。

ここからここを15秒で歩くくらいで、お願いします!とめちゃくちゃ細かくお願いしました。

確かに特定のセリフはありません。

しかし、リアルさを醸し出すために、細かな演技指導もするくらい、本当に無くてはならない存在なのです。

映るか映らないかはその時のカット割による

メインキャストのすぐ近くを歩く役でも、すぐ画角から外れてしまうと一瞬しか写っていなかったり、カメラから離れていても意外と映っていた、なんてこともあります。 それにしっかり映っていても編集で切られてしまい、実際に観てみたら全く映っていなかった!ということもあります。

その編集、というものは

たくさんの素材の中から、より良い映像作品を作るために、取捨選択しているのです。
だから、たとえ自分が完成作品に映っていなくても、意味がないということはありません。

演出・撮影・編集の目にはしっかり映っております。

作品をより良くするための一員であることは代わりないということを覚えておいてください!

今後もよろしくお願いします

今後も弊社のSNSCM/WEBCMでは、エキストラの募集も行います。

撮影に参加される皆さん、たくさん演技指導される割にはあんまり映らないのね・・・と思うかもしれませんが、上記のことを頭の片隅に置いてくれればなと思います。

いや、今までエキストラに参加していただいた皆様、しっかり演じてくれたので、私が偉そうにいうことではないかもしれませんが・・・(笑)

わからないことは撮影スタッフにぜひ聞いてくださいね。

よろしくお願いします!

関連記事一覧

ブログ最新