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撮影でのスタンドインって必要なの?

こんにちはアサノです。

皆さん、スタンドインって知ってますか!?

劇団みやもとでの撮影に参加された方でも、やったよ!という方もいるかもしれません。

 

スタンドインとは

映画・テレビの撮影中、カメラや照明の準備が整うまで、または危険な場面などで、俳優の代役を務める人のことです。

弊社の撮影では、今のところキャストの皆さんに危険な場面で撮影してもらうことはないので・・・。

今回はスタンドイン=「カメラや照明の準備が整うまで、俳優の代役を務める人」 という前提でお話しします。

スタンドイン=なんか屈辱、みたいなポジションで描かれたりするよね

「でもカメラの準備が整うまでってことは、結局カメラには映らないってことでしょ?正直辛くない?」

と思う方もいるかもしれません。

実際、俳優女優を目指す物語では、「撮影の仕事がきたと思ったらスタンドインだった」みたいな憂鬱なシーンとして語られることもありますね。
確かにカメラに写るかどうかということだけを考えると、スタンドインだけでは達成できることではないのですが・・・。

正直スタンドインの方の存在は、本当にありがたいんです。

なんでそんなスタンドインをそんな風に描くの〜!?やめてくれ〜と個人的には思います。

撮影スタッフにとって映像を綺麗に撮ることは重要なミッションですからね。

それを手伝ってくれる方は本当に貴重な存在ですよ。

今回はスタンドインの重要性について語ります。

画角の中のイメージがつきやすい

例えば階段を少し走って、振り返るというような絵コンテがあったとします。

それを階段のどのあたりで振り返るのか?

絵コンテでは真ん中くらいかなと想定したけど、実際立ってもらうと階段を上り切る手前の方が迫力があっていい!と思ったり、

果たして真ん中に行くまで、どれくらいのスピードで歩けばいいのかなど、考えることはたくさん。

それらを試行錯誤しながら、実際スタンドインの方に実践してもらって決めるのです。

照明の当たり具合

そのほかにも照明の調整にもスタンドインの方は大活躍です。
例えば綺麗なオブジェの前に立ってもらうといい絵になるな〜と思っていても、実際立ってもらうと、顔が影になってしまう!
なんてこともあったり。
照明を足したりして、綺麗に影にならないように調節します。

また、機材の照明道具とは違って、もともと撮影場所にある照明も、蛍光灯だったり君を帯びた温かみのあるランプだったりさまざま。
キャスト、いわゆる人間の肌が綺麗に発色してくれない場合もあるので、それも機材の方の照明の強さや色で、綺麗に見えるように調節していきます。
もちろん編集でも綺麗に色を整えるのですが、撮影の段階でできる限り綺麗にカメラに納めることで、より良い映像が撮れるのです。

キャスト本人がやれば良くないか?

確かにその通りです。
実際、スタンドインとキャストさんは身長などが違ったりするので、キャストがカメラの前に立ったら微調整も必要
ですが・・・

 

この画角を決めたり、いわゆる本番に挑める準備に整うまで、結構な時間を要するのです。

その時間キャストさんはずーっと立ちっぱなしで、あまり動かないようにポーズを決めたり、と思ったら急にここからここまで歩いて!を何度も繰り返されたり
撮影本番になる前で結構疲れさせてしまうんですよね。

カメラでの姿が、最高であって欲しいのに疲れさせてどうする〜!!!
でも妥協したらそれはそれで中途半端な映像になってしまうかもしれない。

ですので、撮影までの準備は別の人にお願いしてもらった方が、上記のような葛藤をしなくて済むのです!

めっちゃいい経験になると思う

また、私もちょこっとだけカメラテストで立ち位置につくこともあるのですが。

意外とカメラ前に立つ、ということに関してはめちゃくちゃ勉強になります。

私はオーディションに受からなくてカメラ前に立つということがほとんどなかったので、
「うわ〜!スタンドインの経験しとけばカメラの写り方が少しは上手くなってオーディション受かってたかも〜!」と後悔しました(笑)

「なんでその演技力で受からないの?」と講師によく言われていたので・・・。
態度やルックスのせいもあるかもしれませんが、カメラ写りもあったかも・・・という発見を、今更思いました。という独り言を自社ブログで呟くスタイル。

 

ですので、例え今回はカメラに映らなくても、かなり勉強になるかと思います。

興味がある、でも撮影に参加した経験のない方は、スタンドインから初めて見てもいいかもしれませんね!

みんなでより良いSNS CM/WEBCMを作っていきましょう!
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