オーディションって謎だ・・・
こんにちは、アサノです。
皆さんオーデションって受けたことありますか?(突然)
私東京にいた時にあります。
一番思い出深かったのは某大手事務所のオーディション。
「声優・アニソン歌手を目指すスターを育てます!優勝者は有名アニメにて声優・主題歌アーティストととして即デビュー!」
みたいなものでした。
書類審査が受かり、六本木にある某テレビ局のスタジオにて一次審査に挑むことになりました。
しかし、歌手のオーディションでもあるのに一次審査は「30秒の自己アピール」のみ。
歌唱審査は二次からで、一次に受からないと私の歌声を披露できねえ!
しかもたった30秒で何したらいいわけ?と焦りました。
でも私は七色の声が出るって当時自分では思ってたんですよ。(若気の至り。)
いろんな声が出る技術者アピールだ〜〜〜!と考えて、10人くらい一気に登場人物が出てくるマンガを持っていって、
「アサノです!マンガ読みます!」と、30秒間いろんな声色で演じました。
これはうまくいったなと思いましたね。
他の子は外郎売を読んだりアカペラで歌をうたったりしてましたが、
「こんだけいろんな声を出せる子の歌声は聴きたくなるだろ。どや。いけるな。」
と思いました。
落ちましたよね
普通に落とされました。は????なんでや。
ドラマのように、帰り道にオーディション審査員に「君には、原石の輝きを感じて、僕は推薦したんだけどな」
なんて言ってくれる人もいるわけなく。
噛んだとか失敗したわけでもなかったのに、120%の力を出したぞ。
「私は何をしにいったんだ?」
「……ていうか私は何者なんだ?」
と、謎につつまれて新宿駅の雑踏に消えました。
なんてことを、劇団みやもとのオーディションが開始されるということになって思い出していたんですが。
なんでオーディションに落ちたかが少しわかりました
今回、劇団みやもとのオーディションでマネージャーとして携わるようになって気づいたんですよ。
オーディションて演技力とか技術力を見ているだけじゃないんですよね!
劇団みやもとではSNS CMに出演する役者さんを募集するのですが、
SNS CMって、絵コンテシナリオによっていろんなキャラクターが必要になってくるんですよね。
例えば、「黒髪のちょっと変わったミステリアスな女の子のキャラクターがいる!」となるとします。
そうすると、元気いっぱいハツラツな子に「私は演技力があります!!!!!!」とだけアピールされても
「おおん・・・ミステリアスな雰囲気は出せますか?」と考えてしまいます。
「なんでもできます!!!!」と言われて、
実際ミステリアスな演技をやってもらっても「・・・なんか元気良すぎるなあ」と思うとちょっと違うなあとなってしまいます。
これ、私が落ちた理由かもしれません。あれもこれもできます~!と言われても。
いろんなところ見ます
またSNSCMは映像での演技なので舞台のように激しく動かれても困るぜ〜!というものもあります。
カメラに収まってもらわないと困ります。(当たり前)
それから姿勢や声も。
一概に正しい姿勢で!というわけではなく、キャラクターにあった姿勢の感じや、映像で見たときに綺麗に見える姿勢も必要になってきます。
声も綺麗にマイクに乗ってくれるようなトーンが求められたりします。
こんな感じでいろんな観点でオーディションって見るんですよね。
映像のプロ、演技をやっているみやもと、ミュージカル経験もある私など、弊社は様々な人がいるので。
もちろん撮影現場でも演技指導、演出が入るので、その通りに動いてくれたら大丈夫です!
今日からみやもとは、オーディションで「最近あった面白い話をしてください」「動物の真似をしてください。」
なんて言われたみたいです。無茶振り。これはたぶん瞬発力を見てたんだろうなあ。
ってなわけで、オーディションを受ける側の気持ちもめちゃくちゃわかります。
できれば全員を合格させてあげたい!!!!!!!!
BenerootではSNS CM制作において、演技だけではなくいろんなところを見てオーディションを進めていきます。
皆さんオーディション続報をお楽しみに!