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鼻濁音って知ってる?

こんにちは、アサノです。

さいきん、ちょこっとだけ声を使う業務もするようになりました。

声優志望で修行していた(けどお声がからなくて金銭面などで挫折した)自分からしたら本当にありがたいことこの上なし。

そんな中で改めて気をつけなきゃなと思ったものが「鼻濁音」です。

鼻濁音とは

Youtube 国立国語研究所 [NINJAL]チャンネルより引用

鼻濁音というのは、日本語の「が」の発音が鼻にかかったような音になる音声変化のことです。

表記で書くと「が」ではなく、「んが」という感じです。

「が」と区別するために「か°」と表記したりもします。(読めねえー!)

文章の途中に出てくる「が」は基本的に鼻濁音になります。

なぜそんなことをするかと言うと、「鼻濁音のほうがやわらかく聞こえる」とからです。

文章の頭に来る「が」は強く聞こえてもいいけど、文章の途中の「が行」は、なるべく弱く聞こえるようにしたいのです。

そのほうが文章全体も綺麗に聞こえるんですよね。

西日本では完全にない発音文化です

ライブドアより引用 こうしてみると西日本が鼻濁音を使わないのが可視化されている

私の出身で、今も絶賛住んでいる岡山では、鼻濁音の「が」の発音がありません。

高校2年生の時にミュージカル教室にて初めて指摘されたくらい。

最初は「「が」が汚い、柔らかく!」と言われていたのですが、なんのことか全く分かりませんでした。

そもそも岡山だけではなく、西日本全般的に鼻濁音の「が」の発音文化がありません。

 

10年前はスマホがなかったので、ミュージカル教室にボイスレコーダーを持っていって、自分の発声や発音、鼻濁音がちゃんとできているかなど

確認してメモをとっていました。それくらいしないと自然と意識できるまで時間と手間がかかりましたね。

しかし最近では、関東でも使える人がどんどん減っている最中らしいです。

ミュージカル教室も通っていたのは10年前の話なのでもしかしたら今では指摘しなくなってるかも・・・!

発音警察にならないように気をつけなくちゃ

日本語って変わっていきますからね・・・。

発音アクセントも、正しいものより聞き取りやすい、みんなが発音しやすいものが定番化されると、そちらが正しいアクセントとして新しく辞書に載ることもあるんです。

NHKが出版されている「アクセント辞典」も、何度も改訂されています。

Amazon公式サイトより引用 実は身近なところで販売されています

それにナレーションとは違い、映像演技であまりにも綺麗で正しい発音なのもそれはそれで違和感を感じるかもしれません・・・。

不自然な演技になってしまいます。完璧なイントネーション、発声で普段から話している人なんていませんからね。

でも聞き取りやすい日本語っていうのも大事ですよね!

何事もバランスなのだと、ありきたりだけど大事なところに落ち着く結論に辿り着きます。

今後も発音には注意しながら兼自然な演技を活用したSNSCM/WEBCMを作っていきたいです。

岡山で撮影・映像制作をするならBenerootまで!

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